STEEL BALL RUN(8) / 荒木飛呂彦

STEEL BALL RUN vol.8―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (8) (ジャンプコミックス)

STEEL BALL RUN vol.8―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (8) (ジャンプコミックス)


@JOJOでも盛んに言及されておりますが、8巻はヤバい!
ヤバスギルぜェェェェ!
ヤバいニオイがプンプンするぜェェェェ!
男の世界へようこそ。



これまでのジョジョの世界では主人公は不可侵。
そんな感じが見て取れたわけだが、今回は違う。
主人公がジャイロなのか、ジョジョなのか。その議論はおいておいて、私はジャイロ派。
まあ、ストーリー的にもジャイロだろう。
だが、ジャイロはその最大の欠点をあろうことか、敵リンゴォに、味方で下の立場だったはずのジョニィに厳しく指摘されてしまう。



これだけで燃えるよなあ。
で、相変わらずの言葉選び。
「対応者」「男の世界」「漆黒の意思」。
これで興奮しないジョジョ好きはいねえぜえ!



で、現在本誌のほうでも盛り上がっているルーシースティールの奮闘。
衝撃の展開?は5月号に掲載されたばかりだから掲載されていないが9巻も十二分にキテる。



今回の巻で気付いたのが表紙のタイトル。
タイトルはちゃんといつもどおりあるのだが、「SBR」の文字が8巻の内容を表すような荒々しいタッチで表現されている。
この表紙を見るだけで手を伸ばしてみたくなるだろう。
私は書店でSBRに気付かなかったほど。
それほど荒木ワールドは進化を遂げてきている。
これまでのジョジョワールドが荒木飛呂彦という作家のポテンシャルを半分も発揮できていなかったとしたら…我々は素晴らしくも恐ろしい時代を生きているのかもしれないっ!



こんな文章になってしまうほど、今私の精神テンションは貧民時代に戻っている!