バガボンド(21)/ 井上雄彦

バガボンド(21)(モーニングKC)

バガボンド(21)(モーニングKC)



20巻では小次郎が巨雲を切って終了。
少しは小次郎の話が続くかと思いきや、即武蔵の話に展開。
というか伝七郎が武蔵に切られるシーンから。



この作品はかなり好きなんですけど、苦手な点が一つ。
結果なのか、それともイメージなのかわかりにくいという点。
少年漫画に慣れているというのが大きいかもしれませんが、少し苦手。
ONE PIECEとかだとちゃんと回想か、回想の回想か、イメージかはっきりしてるじゃないですか。
まあ、そんなことを言っても仕方ないんで読み進めます。



正直伝七郎に興味ない。負け顔だもん。
185話の開き絵が好きだ。「ついにこの二人が…邂逅」て感じが好きなんだろうな。
随分ベタだけど。



最後のは結果?それともイメージ?
そんな疑問をもちつつ、次巻へと続きます。
22巻は2006年初頭発売とな。段々リアルの発売サイクルに近づいてきた。
ファイトゥ!



バガボンドが小次郎編くらいから「つまんなくなった」との声が上がっとりますが、
私は少しもそう思いませんね。逆に言えば現段階で面白いか、面白くないか。作品としてのクウォリティが低いか、それとも高いか。正直分かりません。ただただ、続きを見たくて、結末を知りたくてというのがこの作品を手に取る一番強い動機だと思います。小次郎編は面白かったですよ。どこが?といわれると困りますがね。



同様にワンピの空島編とか、ジョジョの四部とか。
みんなの評価が悪いところに同調しない私がいます。
それは本当に面白いと思っているのか、それとも周りの評価に反抗したいだけなのかは正直わかりません。
まあ、確かにワンピの空島編もジョジョの四部も冗長の観は否定できませんけどね。
そこは週刊連載ということで致し方ない部分もあるだろうと思いますよ。作者の言い訳にはなりませんがね。



何にしろ、これだけ自由に連載しているバガボンド
週刊連載という枠組みの中で、少年漫画という枠組みの中で連載していたスラムダンクとは質がかわって然るべき。
井上雄彦の底力を期待します。



そうそう、ウーノとかの絵なんか描いてないで漫画書けよー!
お主は漫画家、二つも連載持ってんだから待ってるファンに応えてな!