キングダムハーツチェインオブメモリーズ(1) / 天野シロ
キングダムハーツチェインオブメモリーズ (1) (ガンガンコミックス (0638))
- 作者: 天野シロ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2005/10/22
- メディア: コミック
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キングダムハーツの記念すべきコミックス1巻発売!
エウレカセブン、皇国の守護者、コードエイジアーカイヴズなどなどのコミックス発売日に痛い目を見ている(近所の本屋においていない)ので正直かなり心配だったんですが、ガンガンはさすがハガレンなどの人気作品を擁しているおかげか、3冊もおいてありました。
色々な漫画雑誌を読んで行く中で、どれも結構面白いのでどれが売れ線なのかがイマイチつかめなくなってきた。ウルトラジャンプってかなり売れ線だと思っているんですが、毎月の発売日に本屋へ向かうと2冊程度しかおいていない…。わかりゃん。
キングダムハーツの1巻は期待以上のコミカルな感じ。
子供向けの絵本かと見紛うほどのコミカルさ。好きです。
キングダムハーツ関連の作品を全て把握しているわけではないので、良く分からないのだが、これって何かの続編なんでしょうか?読み始めるといきなりある程度のストーリーが消化されている。いきなりあらすじから入りますからね。
表紙のコミカルさとは裏腹にテーマにはある程度の重さと謎が散りばめられています。
簡単に言えば、「王様とリクを探しに行く途中、忘却の城に何か手がかりがあると主人公のソラは予感するが、その城は進めば進むほど記憶を名のとおり忘却していってしまう。ソラは王様とリクを探し出すことが出来るのか!忘却の城、ソラの記憶に隠された謎とは!キーブレードとは一体!」といったところでしょうか。
少し気になったのは話の進め方。もう少し分かりやすくした方がいいんでないでしょうか。
ただでさえ、前ストーリーがあらすじとなっていて、全容がつかみにくい。その上、忘却の城に入って行く理由が今ひとつ弱い。求めるものを手に入れることはできるが、記憶とそれ以上のものを失うことになる、と言われているわけですよね。しかし、実証されているのは失われている方だけ。予感だけで記憶を失い続けるという判断は少し不可解。主人公が子供だから、というだけでは少し…。
まあ、なんにせよ層の薄いガンガンの中で三本の指に入る作品でありますから、今後の経過と盛り上がりを見守っていこうと思います。