交響詩篇エウレカセブン(5) / BONES・片岡人生・近藤一馬

交響詩篇エウレカセブン (5) (カドカワコミックスAエース)

交響詩篇エウレカセブン (5) (カドカワコミックスAエース)

冬に発売予定の6巻でエウレカセブンは最終巻とのことです。
読んではいたけど…今本誌ではどう考えたってクライマックスだけど…。
いかんな。どうしても長期連載を望んでしまう自分がいる。



色んな作品があってしかるべきだし、色んなスパンの作品もあってしかるべき。
ただ、どうしても長期連載の作品がすきなんですよね。
一つの世界観をパッっとまとめて、綺麗にまとめるというよりも、
様々な世界観を理路整然としていなくてもよいから多く出して欲しいと思うタイプ。



結局読み手至上主義ともいえるべき漫画への考え方をもっているのかもしれない。
作者の世界観をきれいさっぱりまとめられると、要は情報が少ないわけです。
勿論その中でも空想にふけることは十分に可能ですが、それはどうしても作品からはなれざるをえない。
ネタが少ないんですから関係ないところから情報を引っ張ってこなければなりませんからね。



しかし、長期連載となると作者のもっている作品に対する世界観はまとまりに欠ける可能性が高いものの多くの情報が含まれるため大きな輪郭を纏いやすい。
その雑多な情報や設定にリアルを感じるからよしとしているのか、頭の中の世界が広がるからよしとしているのかはよく分かりませんがなんとなく、感覚的にそんなんがいいんじゃないかなあと。



もう一つ長期連載を望む理由。
多分、長い年月をかけてその連載を楽しみ続けたいんでしょうね。
それが一番かもしれないす。なんだかんだ理由を見つけようとしてみてもしっくりこない。
エウレカセブンがエースで毎月読める。これがなによりの楽しみなのかもしれないですね。