新暗行御史（8） / 尹仁完・梁慶一

新暗行御史 (8) (サンデーGXコミックス)

7巻から続く、活貧党との戦い。
コレがまた曲者。10巻まで続く結構なボリュームなのだが、
活貧党、またそれを率いるケウォルヒャン扮するホンギルドンの主張がウザいウザい。
中学生のような思想に結構ゲンナリするかもしれん。

正義を語る悪党の能弁ほど聞くに堪えないものはない。
まあ、それが狙いなのかもしれんが…。
ただ、私としては悪党は悪党であってほしい。
どこまでいっても悪党で、自身を正義とは露も思わず、自身の行う悪事に誇りさえもっている。そんな悪党が大好きだ。
ので、まあ、活貧党には感情移入できんな。
9巻、10巻の話になるけど、いろんな背景を提示してくるがどれも不発。
活貧党、ホンギルドンの幼稚さをただただ露呈するばかり。
ちょっとなあ。

ミス黄久しぶりの登場！
やっぱいい。ダリー敵の主張を聞き続けたあととなっては最高の清涼剤だ。