新暗行御史(9) / 尹仁完・梁慶一

新暗行御史 (9) (サンデーGXコミックス)

新暗行御史 (9) (サンデーGXコミックス)



9巻は文秀がかなり株を上げた巻。
て、主人公が株を上げるというのはどういうことだ?
まあ、今まで馬牌使ってしか戦っていなかったんでね。
活貧党、ホンギルドンのウザさもクライマックス!
お前は夜神月か?!新世界の神か?!
貧民を救うのに、悪人を殺す。
阿呆な話。



ウォンスルのアンデッドぶりも凄かった!
首がほとんどとれているのに起き上がり、自分の頭を元に戻すシーンなんて…「ホラー漫画ですかっ?!」と言いたくなるほど。



最後に満を持して登場した、ベリョー。
その能書きも素晴らしい。いや、本当に。
偽善者よりも悪のほうが良いと。
そもそも活貧党も偽善者のほうに分類されると思うのだが。
まあ、それよりもタチ悪いよね。
正義を盾に殺しをするわけだから。



そう、最後に活貧党が悪事を働く理由がミス黄からしらされる。
のだが…だから?といいたくなるような理由で拍子抜け。
「皆が平等な世の中を作りたい」…。最後の最後までコノヤロー。
平等な世の中で生きていて良い人間を選別するんだ?
素晴らしいな。本当に。
房子もお寒いセリフを。
「どうしてこんな戦いをしなくちゃいけないんだ…」



色々とウザい思想が混在する作品ですが、まあこの章だけと祈ることにしましょう。